【ナルト】弟愛が深すぎる…イタチの性格やサスケに恨まれてる理由
更新日:2019年08月03日
漫画「ナルト」は、全世界で絶大な人気を誇っており、日本のサブカルチャーが世界に受けることを証明した作品です。
このナルトには多数の登場人物がおり、それぞれが重要な役割を担っているのですが、その中に「うちはイタチ」がいます。
そんなイタチですが、一族抹殺の裏にとある真実が隠されていたことをご存知ですか?
ここでは、イタチの性格などについて紹介していきます。
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1.イタチに対してサスケが恨みを抱いている理由
ナルトの登場人物の中でも人気が高い「イタチ」ですが、物語で真実が明らかにされるまでは憎まれ役でした。
特に実弟にあたるサスケは、イタチに対して恨みや憎しみといった言葉で表現できない感情を抱き、どうにかこの世からいなくなってほしいとさえ思っていたのです。
どうしてサスケは、実兄のイタチに対して恨みを抱いているのでしょうか?
イタチは7歳で忍者学校を卒業し、13歳で木の葉の特殊部隊長を務めるなど、うちは一族の中でも飛びぬけて優秀な人物。
一族の中で彼に敵う忍者は存在せず、信頼関係を構築していました。
サスケも、そんなイタチを見て「自分も立派な忍者になる」と誓ったことでしょう。
ところが、イタチは親友「うちはシスイ」を殺害したという容疑をかけられ、その数日後に実の父や母、さらには恋人などを一族全員を殺害します。
弟のサスケは手にかけず、「おれの弟よ、おれを恨め!そして逃げて生にしがみつけ」と挑発し、復讐心を掻き立てたのです。
このは一族全員を殺害するというイタチの行動は、弟のサスケに対して相当な精神的ダメージを受ける結果になりました。
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2.イタチが一族を滅亡させた本当の理由
イタチは特殊部隊の隊長に選ばれるなど、同世代の忍者の中では別格の能力を持つ人物。
かなりの能力を有しているので、うちは一族を滅亡させることは特に難しい任務ではありませんが、相当な覚悟は必要なはず。
一族を滅亡させたのに、実弟のサスケだけは殺すことなく生かしていた点に疑問を感じる人も多いのではないでしょうか?
実は、イタチが一族を滅亡させたのは自身の目的を遂行させるためではなく、「里の平和。そして何より弟を守るため」でした。
イタチの父が里に対してクーデターを企て、自身の一族がトップに躍り出ることを考えているのをイタチは耳にします。
元々イタチは争いを好まず、里の平和を第一に考えていたので、クーデターに対しては反対をしていました。
それでもクーデターの計画を遂行する一族に失望し、里の上層部と密かに連絡を取って二重スパイの役を買うことに。
上層部から「一族を滅亡させよ」との命令を受け、それに従い里の平和を乱そうとする己の一族をその手にかけることとなったのです。
また一族の滅亡をイタチが行うことで、サスケだけは殺さずに生かしておくことができ、イタチの保護を上層部にお願いすることもできました。
全ては、里の平和とイタチの生存を確保するために取った、自己犠牲のための行動だったんですね。
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3.イタチがサスケに嫌われるような行動を取ったのは何故?
イタチはサスケに、うちは一族を滅亡させたのは「己の実力を試したかった」と告げ、自分勝手な動機で殺したと言い放ちました。
自らの技を使ってサスケに一族を虐殺している映像を流すなどし、精神的にも相当な攻撃を加えていたのです。
弟を助けるだけであれば、自身を恨むように弟をコントロールする必要はないですよね?
イタチがサスケに嫌われるような行動を取ったのは、「イタチが名誉を回復させるため」だったことが明らかになっています。
うちは一族を滅亡させたイタチは、多くの者にとって嫌われる存在となり、意味もなく人を殺した犯罪者。
そんなイタチをサスケが討伐することに成功すれば、うちは一族の名誉を回復させた英雄として彼に賞賛が及びます。
そして何より、木ノ葉の里の平安を保つことに貢献したとしても賞賛され、サスケは大きな地位に就くことも考えられるでしょう。
イタチはサスケを誰よりも愛しており、そのためにサスケが自分を恨み殺す対象にすることを意図的に計画したんですね。
自分が死ぬことで、サスケが助かり、そして英雄として高められる。
ただそれだけの願いで、イタチは行動していたのです。
まさに自己犠牲の塊で、弟を本当に愛していたと分かります。
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4.イタチが習得している技
ナルトに登場するイタチは、超優等生の忍者で同世代で彼に敵う人物は存在しないと言われるほど。
そのため、彼が持つ技はどれも一級品で、主人公「ナルト」ですら手が出せずに完敗するほどの実力者ですから、作中でもトップクラスの能力を持っていると言っても過言ではありません。
では、イタチはどんな技を習得していたのか、以下で紹介していきますね。
- 写輪眼
- 万華鏡写輪眼
- 月読
- 天照
- イザナミ
- 火遁・豪火球の術
- 火遁・水牙弾
特に「月読」は、相手を幻術の世界へといざないそこで拷問をし、精神的な苦痛を与える技で多くの者がこれでノックアウトしています。
見たものを焼き尽くす「天照」も強力で、イタチの代表的な術とされ、作中でもトップクラスの技です。
イタチはサスケを想い本編の途中で死んでしまったので、全ての術を登場させたのかは不明となっています。
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5.イタチがもっと好きになる!名言特集
イタチの言動を見ると、当初は「冷酷で自分勝手」というイメージを持つ読者も多く、悪役としてマイナス印象がありました。
ところが真実が明らかになると、「争いを好まず自己犠牲的な性格」を持っていることが判明し、好感度は急上昇したキャラです。
あらゆる意味で読者の記憶に残っている人物ですから、彼の発言も多くが記憶され名言として認定されています。
以下から、ファンが厳選したイタチの名言を紹介しますね。
- お前がこれからどうなると、おれはお前を愛している
- おれを完璧だったなんて言ってくれるな
- 本当の変化とは、規制や制約さらには予感や想像の枠に収まっては出来ない
- 己自身を認めてやることができていない奴は失敗する
- その写輪眼、おまえはどこまでみえている?
- どんな術にも弱点となる穴がある
冷酷という表向きの性格をにじませつつ、裏では弟想いであることが伝わってくる名言がずらりと並んでいます。
また、優等生である点が強調されており、忍者としてさらに高みを目指すなら押さえておくべき事柄についても述べているのです。
イタチという存在が、どれだけナルトの世界に欠かせなかったかが理解できますね。
まとめ
ここでは、イタチの性格などについて紹介していきました。
イタチは冷酷な性格をしているように思えましたが、実は優しくて自己犠牲の精神にあふれ、そして何より弟を第一に考えています。
一族を滅亡させた汚名を自ら被る選択をし、弟のサスケが英雄となって生き残ることを望んだ優しいイタチ。
本編で真実が明かされたとき、全世界でどれほどの人が涙を流したことでしょう。
彼の行動は、読者の心に深く刻まれています。