【ナルト】暁が掲げる理念が意外…暁という組織を徹底解剖!
更新日:2019年08月03日
漫画「ナルト」は、忍者を舞台にしたストーリーであり、現代とは大きくかけ離れた仕組みが登場するのが特徴的です。
その中でも、犯罪集団として知られる「暁」は、主人公のナルトを初めとして多くの里の住人などに危害を加える厄介者として描かれます。
そんな暁ですが、何を目的としているのか分からない所も多いですよね?
ここでは、暁とはそんな組織なのかなどについて紹介していきます。
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1.ナルトに登場する「暁」とはどんな集団?
ナルトには実に多くの国や組織が登場し、それぞれが思惑を抱えて活動しているので簡単に物事が進展していきません。
長期連載をしているため、どうしても多くの組織等が出てこなければ、深く密度の濃い物語を創り上げるのは難しい実情もあるでしょう。
さて、そうした中で物語に深く関わってくるのが、「暁」と呼ばれる犯罪集団です。
10人の抜け忍で構成されているこの組織は、ナルトが所属している里などに断続的な攻撃を仕掛け苦しめています。
それぞれが影に匹敵するほどの戦闘力を有しており、S級犯罪者として広く恐れられている者の集まりです。
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2.「暁」は何を目的に活動しているの?
犯罪集団として組織されている暁ですが、では、何を目的に活動しているのか気になりますよね?
ナルトの世界には「尾獣」と呼ばれる怪物が生息しており、人の体に封印させながら力をコントロールし、各国の戦力差に大きな違いが生じないようにしています。
暁の目的は、これらの尾獣を全て捕獲してお金を集めることです。
お金を集めて何をするのかと言えば、彼らは忍の里で行われている戦争を請け負う、「戦争請負組織」を設立し、最終的には世界征服をしようと考えています。
尾獣にどこまでの力があるのか、詳しい点は本編でも完全に明らかにされた訳ではありません。
それでも、人柱力になった人物は、人間が到達不可能な領域にまで能力を伸ばすことが出来ています。
そうした点を考えるなら、尾獣を全て集められれば、世界征服すら夢ではなくなるでしょう。
実際に暁は9体いる尾獣のうち7体の尾獣の捕獲に成功し、封印を行ってきました。
S級犯罪者で構成されているだけあり、計り知れない力を持つ尾獣も簡単に捕獲が可能です。
ただし、ストーリーの進行と共に、暁の内部は崩壊し離反者が続出するなどして、構成人数は激減しています。
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3.「暁」が掲げた本来の理想
今でこそ犯罪集団という汚名をきせられている暁ですが、結成当初は全く違う組織でした。
実は雨隠れにいた「弥彦」が、暁を結成した時は「暴力に訴えずに世の中を平和にしていく」ことを信念に掲げていたのです。
つまり今とは全く逆の慈善団体のような組織で、犯罪を繰り返すような組織にするつもりはなかったんですね。
ところが、雨隠れの長である「半蔵」が裏切りって、弥彦が死亡して、後にリーダーとなった長門がトビと手を組んだことによって、現在のような武力で物事を解決するようになりました。
長門が暁を犯罪集団にさせていったのは、「うちはマダラ」の計画通りでありマダラの計画の為に暁は動いているだけです。
もちろん暁のメンバーは、ただの道具のように使われているのを知らず、それぞれの思惑で動いています。
暁は、本来は慈善団体という位置づけであったという事実には、驚かされますね。
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4.「暁」を利用して成し遂げようとした本当の目的
先ほども簡単に触れましたが、暁は本来とは違う使われ方をしており「うちはマダラ」が関係しています。
マダラの目的は、長門に輪廻眼を移植しタイミングを見計らって輪廻転生で現世に蘇るというものでした。
トビとマダラが実質の主導権を握り、彼らの思惑によって暁という組織は使われていると理解できます。
では、暁を利用して彼らはどんな目的を持っていたのでしょうか?
うちはマダラは暁を利用して、十尾を用いて行う「月の眼計画」の実現であることが真の目的であると本編で明らかになりました。
その後のストーリー展開で、マダラも「カグヤ」に使われていただけと判明しますので、暁はマダラに利用され、マダラはカグヤに利用されたという構図になりますね。
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5.ナルトに登場する「暁」に在籍していたメンバー
ナルトの世界で犯罪組織として知られる暁は、S級犯罪者が集まり国すら手が付けられないほどの集団です。
影に匹敵するほどの能力を有しており、世界征服を企んでいるだけあって実力は折り紙付き。
では、暁にはどんなメンバーが所属していたのか、以下で簡単にまとめてますね。
- 弥彦…創設者でリーダー
- 長門…弥彦が死んだ後に就任したリーダー。ペインを携えている
- 小南…暁の紅一点。ペインと行動を共にしている
- 大蛇丸…物語開始6年前に既に脱退している
- 枇杷十蔵…イタチの元相棒。戦死している
- うちはイタチ…サスケの実兄。サスケを愛しながら昇天した
- 干柿鬼鮫…仲間殺しをする自分に苦悩しながら、鮫に己を食べさせ絶命
- デイダラ…C0爆弾でサスケを道連れにしようとするも失敗し爆死
- サソリ…両親の傀儡を武器に戦うが、親の愛を感じたいが故にチヨバアの攻撃をわざと受け死亡
- 飛段…平和主義の里に不満を持つ殺戮マシーン。二度と表に出ないように封印された
- 角都…90歳を超える高齢。最終的にナルトの攻撃により死亡
- ゼツ…カグヤが産み落とした黒ゼツと共に物語を裏で操る黒幕
- トビ…中身はうちはオビト。カカシと最終的に和解して昇天した
このように、暁メンバーのほとんどが死亡しており、物語が終わりを迎えた頃には存在意義が消えたこともあり、自然消滅という道を辿りました。
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6.ナルトの「暁」にまつわる謎…
ナルトに登場する暁ですが、主人公の物語が開始した時点でそれほど機能はしていませんでした。
第一部が開始される10年ほどまえに大蛇丸が脱退しましたし、デイダラやイタチなど主要メンバーが死亡しています。
それでも何とか体裁を保っていたものの、第四次忍界大戦の頃になる組織としての暁は自然に消滅をしたのです。
ここで読者の多くが謎に感じているのは、「どうして常に補充をして組織を成り立たせなかったのか?」という点。
国単位で危機感を抱くほど、能力の高いメンバーが集まっている点を考えると、注目度がかなり高いことが伺えます。
とするなら、暁に入りたいと願う人は多いと予想されるので、人員不足になったら募集をかければすぐにでも集まりそうなもの。
それなのに自然消滅という形になるまで、補充を見送っていたのはどうしてなのでしょうか?
本編でも明らかにされたことですが、暁という組織は「カグヤ」の計画に使われた駒にしか過ぎません。
目的を達成したならば、後は存続する必要がないため、暁は人員募集をしなかったのだろうと推測されています。
まとめ
ここでは、暁とはそんな組織なのかなどについて紹介していきました。
ナルトの世界に登場する暁は、元々は慈善団体としてスタートしたものの、マダラの策略によって犯罪組織になってしまった経緯があります。
組織は多くのメンバーが死亡したり脱退しているので、第四次忍界大戦が勃発する直前には組織として機能はしていません。
自然消滅という形を辿り、暁は解散された訳ですが、物語において非常に重要な組織であることには間違いないでしょう。