【ナルト】尾獣の真実がヤバかった…特徴や能力、本当の目的
更新日:2019年08月03日
ナルトの世界に登場する尾獣は、ストーリーに重要な役割を担っておりこの存在なしにはナルトを語れないほどです。
とてつもないチャクラを有しており、人間がどうにかできる相手ではないので各国は尾獣を欲するがために、争いを繰り返していたほど。
そんな尾獣ですが、何体いてどんな能力を持っているのか気になりますよね?
ここでは、尾獣の特徴や能力、本当の目的などについて紹介していきます。
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1.ナルトに登場する「尾獣」が誕生した経緯
尾獣を知るには、どこから誕生したのかを知る必要があります。
人がチャクラなどの概念を知らない大昔、その当時も人は争いを繰り返していました。
神樹はそんな争いは関係なく、神柱とされ人々から崇拝される対象となり、多くの年数が経過していきます。
1000年に1度だけ成る実とされる、「神樹の実」は決して食べてはならないと言われていましたが、大筒木カグヤが食べてしまったのです。
神の力を手に入れたカグヤは、1人で全ての戦争を終わらせ、最初のチャクラとなり子供を産みます。
大筒木ハゴロモ(六道仙人)は、チャクラを有していた中で生まれ、カグヤのチャクラは子供に分散されてしまい、カグヤはそれを取り返そうと神樹と融合しました。
ハゴロモとハムラの2人によって、カグヤは封印され、神樹の凶悪なチャクラを誇る十尾を六道仙人が封印します。
六道仙人が死ぬ前に、十尾を9つの獣に分け、それぞれにチャクラを分散させ十尾を封印させることになり、月が誕生したとのこと。
つまり、六道仙人が封印した十尾を9つの獣に分けたものが尾獣であり、全ての集合体が十尾という関係になるのです。
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2.「尾獣」と人間との関わり
十尾の力は強大で凶悪なので、六道仙人は9つの獣に分けて人類の脅威を取り除くことを画策するのと同時に、カグヤが復活しないようにしました。
野に放たれた獣は、人間の力を圧倒する能力を持ち、この力を持てば戦争を有利に進めることが可能と判断します。
原作者は尾獣について「核兵器」のような扱いで描いたと答えており、戦争で強力な武器が戦局を変えるのと根本的には同じです。
尾獣が1匹でも人間側につけば、パワーバランスは完全に崩壊するので勝利は決まったようなもの。
長い時代に渡って、尾獣は「戦争の道具」として人々に利用されるという、不運な関わりを持つようになりました。
六道仙人のように自身の体内に尾獣を封印させた人を、「人柱力」と呼び非常に強い能力を有することができます。
尾獣を従わせるのは不可能ですが、人柱力となった人物を味方にできれば自軍としては大万歳。
尾獣と人間の関わりは、決して良好な関係ではなかったと分かりますね。
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3.「尾獣」の種類や性格
ナルトに登場する尾獣は、全部で9体が存在しそれぞれは十尾のチャクラを、六道仙人が分散させたものです。
ある意味ではクローンですが、容姿や性格などは尾獣によって大きくことなり個性豊かな面々が揃っています。
しかも六道仙人が作ったときは、まだ子供のような容姿をしていることも明らかにされ、成長する獣であるとも分かりますね。
以下から、獣の名前や人柱力になった人、さらには性格などをまとめていくので参考にしてみてください。
※見方は、〇尾の隣が尾獣の名前です。
- 一尾「守鶴(しゅかく)」 人柱力:我愛羅 性格:好戦的、優しい
- ニ尾「又旅(またたび)」 人柱力:二位ユギト 性格:おしとやか
- 三尾「磯撫(いそぶ)」 人柱力:やぐら 性格:穏やか
- 四尾「孫悟空(そんごくう)」 人柱力:老紫 性格:オラオラ系
- 五尾「穆王(こくおう)」 人柱力:ハン 性格:多少気性が荒い、礼儀正しい
- 六尾「犀犬(さいけん)」 人柱力:ウタカタ 性格:くだけている
- 七尾「重明(ちょうめい)」 人柱力:フウ 性格:ファンキー
- 八尾「牛鬼(ぎゅうき)」 人柱力:キラービー 性格:思慮深い
- 九尾「九喇嘛(くらま)」 人柱力:うずまきナルト 性格:ツンデレ
尾獣によって性格が異なり、それぞれが独自のカラーを出して物語を彩ってくれています。
可愛らしい容姿をしている獣も多いので、読者の間でもマスコット的な人気を博しており、実際にグッズ化しているほど。
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4.ナルトの「尾獣」が物語に欠かせない存在と言われる理由
ナルトに登場する尾獣ですが、マスコット的な人気がある一方で物語で非常に重要な役割を担っています。
冒頭でも触れた通り、尾獣なしにはナルトを語れないほどですが、どうしてそこまで重要な存在と言われているのでしょうか?
以下からその点を紹介しますが、ラスボスについての記載も含まれるので、ネタバレに注意してください。
六道仙人が十尾からチャクラを9つの獣に分散し、十尾を封印して月になったことは前述の通り。
その際、母である大筒木カグヤも封印しましたが、封印される直前に自身の意思となる「黒ゼツ」を誕生させ、復活するタイミングを伺います。
マダラが輪廻眼を開眼したことで、「月の眼計画」が始動し、全ての尾獣を封印し十尾を復活させ、その力を月に転写させれば世界中の人々を幻術「無限月読の術」によって、争いのない平和な世の中を築こうとしました。
マダラはその目的のために尾獣を集めていましたが、実は黒ゼツが裏でマダラを操っており、全ては「カグヤ復活」のためだったのです。
つまりマダラはカグヤの都合の良い道具であり、尾獣を集めることでカグヤが復活し分散した自身のチャクラを集めるためにナルト達のラスボスとして立ちはだかります。
尾獣の存在はラスボスに繋がるため、物語に欠かせない存在であると分かりますね。
まとめ
ここでは、尾獣の特徴や能力、本当の目的などについて紹介していきました。
尾獣は一般的な人間をはるかに凌ぐ能力を持ち、1匹がいるだけで戦争の行方が変わるほどなので、人間は常に尾獣を利用しようと考えてきました。
人柱力という尾獣を封印した人間は、人の限界を超える能力が付されるため、世の中が争いを起こさないための「抑止力」としての効果があります。
尾獣は、それぞれに性格があって容姿も違うので個性豊か。
ナルトの物語に重要な役割を担っているので、今一度、尾獣の活躍を読み返してみるのも面白いかもしれませんね。