【ナルト】我愛羅の悲惨な過去がヤバい…性格や能力まとめ
更新日:2019年08月03日
ナルトには里を守るために長が設けられており、主人公ナルトは火影として君臨していますが、その他にも五影としてそれぞれのトップがいます。
ナルトは火影である一方、五代目風影として大活躍をしており、読者の多くが感動したのが「我愛羅」です。
そんな我愛羅ですが、壮絶な過去を経験しているのをご存知ですか?
ここでは、我愛羅が経験した過去や性格などについて紹介していきます。
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1.ナルトの「我愛羅」が経験した壮絶な過去とは?
漫画「ナルト」は、主人公が忍者として成長するストーリーである一方、他の多くのキャラクターが持つ背景などを通して読者に生きる事は何を意味するのかを訴えています。
特に主要人物の過去は、人格形成に多大な影響を与えている場合が多く、成長を一つのテーマにしているナルトでは欠かせない要素。
我愛羅も回想編などでどんな過去を経験したのかが明らかにされ、人となりをよく知るのに役立っているのです。
そんな我愛羅ですが、壮絶な過去を経験しているので以下からネタバレしていきますね。
我愛羅は里を守るために、一尾を封印された人柱力として生活をしていました。
しかし一尾を制御するほどの能力を持っていなかったので、常に暴走しがちで里の人々から非常に恐れられる存在となったのです。
実父である四代目風影も、そんな息子を恐れて命を狙うことばかりを計画していたんですね。
我愛羅の母親は、彼を出産したときに命を落としており、その点も我愛羅を苦しめていました。
唯一心を許していたのが、母親の弟にあたる「夜叉丸」であり、周囲に対しては心を閉ざしていたものの、夜叉丸と会話する時だけは年相応の無邪気さを示していたのです。
ところが、夜叉丸は姉を失ったのが我愛羅のせいだと考え、表では慈しみながらも裏では恨んでいる難しい立場に。
そんなとき、刺客が我愛羅を窮地に追い込みますが返り討ちにあわせたとき、刺客の一人が夜叉丸であると判明。
唯一信頼していた夜叉丸すら裏切ったことに絶望し、人間を信じるのは愚かなことだと認識し誰にも心を開かない人物となりました。
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2.ナルトの「我愛羅」が持つ本当の性格
想像を絶する過去を経験した我愛羅は、信頼する人物に裏切られて心を閉ざしました。
そのため、
- 冷酷
- 情け容赦ない
- 誰も信用していない
- 残忍
こうした性格が形成されていき、周囲の人は恐れて近づかないような、近寄りがたい人物を自ら演じる「操り人形」のようになったのです。
そんな我愛羅ですが、憎しみと殺意に満ちており、中忍試験で対決をしたサスケに対しても暴言を吐くほどに荒んでいました。
そうした中、我愛羅はナルトと出会い対決することになります。
当初は心を閉ざしていた我愛羅ですが、ナルトの人となりに接するうちに、少しずつ自分と同じ雰囲気を持っている点に気付くのです。
ナルトと戦っていくと、憎しみと殺意だけが他者と結びつくと考えていた我愛羅にとって、ナルトとの出会いは衝撃的。
孤独な心、そして闇を抱えるナルトがそれでも前を向いて歩いていく姿勢に刺激を受けた我愛羅は、少しずつ操り人形の状態から解放され、本当の自分を出すようになります。
利己主義の塊のような存在だった我愛羅ですが、ナルトに刺激を受けて心を開き、五代目風影に就任したのです。
その頃には、冷酷で他人の死をどうも思っていなかった我愛羅は存在せず、利他主義で自己犠牲の塊で愛情深い人物になりました。
恐らく、我愛羅は風影になったときに見せた性格が、本当に持っていたものなんでしょうね。
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3.「我愛羅」が「ナルト」を通して学んだのは何?
我愛羅はナルトとの出会いで、心が少しずつ開かれていき本来の自分を取り戻し、風影として十分すぎる能力を身につけました。
ここまでの変化を遂げた点を考察してみると、我愛羅はナルトから多くのことを学んだと考えられます。
では、我愛羅はナルトから何を学び、大きく変化することに成功したのでしょうか?
ナルトは心に闇を抱えてはいましたが、火影になるのを夢見て奮闘し、過去を振り返るようなことはしていません。
一方の我愛羅は、過去に捕らわれてしまい、本当の心を封印して「憎しみ」ばかりを募らせていったのです。
「こっちが本当の自分」と言い聞かせていたでしょうが、結局は縛り付けている自分自身に嫌気を感じていたのは容易に想像できます。
どこかで吹っ切れたいと願いつつも、支配された心をそう簡単に解放させることはできず、苦しみながらも人生を歩んでいました。
ナルトと出会ったのはちょうどその頃で、我愛羅は「生きるのに過去は必要ない」という点を思い起こしてくれたのです。
人間は誰しもが哀しくツラい過去を抱えているもので、縛られてしまおうと思うなら誰もが容易に過去に捕らわれてしまい、身動きが取れなくなります。
しかし重要なのは、「これからどう生きるか」という点ですから、作者は我愛羅とナルトを読者に比較させ、過去に捕らわれる必要がない点を強調させていると推測されています。
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4.ナルトの「我愛羅」と母を繋いだもの
ナルトに登場する我愛羅は、母親のことを何も知らずに育ちました。
というのも、出産したのと同時に母親は命を落としてしまったからです。
そして前述した通り、夜叉丸が刺客として我愛羅の命を狙う事態になり、息絶える寸前に夜叉丸が「母親はあなたを愛してなどいない」と告げ知らせ、我愛羅は絶望しました。
家族の誰からも愛されていないと感じた子供は、今後どのように生きるべきなのかについて思い悩んでしまうもの。
幼少期の我愛羅にとっては死の宣告を受けたような絶望を感じたはずですが、蘇生した父と対面した時に物事は大きく動きます。
というのも、父親が夜叉丸に指示を出して襲わせ、母親が愛していなかったという点を告げるようにとも命じたのです。
つまりは、全ては父親が仕組んだもので、本当は母親は我愛羅を大事に想っていたことが判明しました。
その証拠に、我愛羅は常に砂で守られていましたが、一尾を引き抜かれても消えることはありませんでしたので、尾獣の能力ではありません。
これは母親が大事に想っている証であり、我愛羅と母を繋いだ唯一のものであると認識できます。
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5.ナルトの「我愛羅」が持つヤバすぎる能力とは?
ナルトに登場する我愛羅は、風影に就任をした所から分かるように、相当な能力を有していると理解できます。
ナルトとも互角に渡り合えることができましたし、実父が蘇生されて対決した際も、特に問題なく撃破をしているのでかなりの腕前。
さらに一尾を封印されている人柱力なので、チャクラ量も膨大であり、尾獣化すると手が付けられなくなるほど狂暴。
初登場時は下忍でしたが、そこに収まるような実力ではなく、中忍試験においては死の森すら無傷で突破しているほどです。
攻撃や防御で砂を使い、「砂さえあれば何だってできる」と発言している通り、砂を用いた応用は右に出る者がいないほど。
- 空砂防壁
- 獄砂埋葬
- 砂縛柩
- 砂瀑送葬
- 流砂瀑流
- 最硬絶対防御・守鶴の盾
- 砂瀑大葬
- 砂漠浮遊
使用した術のほんの一例ですが、砂という感じが多くの術に入っているところから、母との繋がりを武器にしていると理解できるでしょう。
自身はあまり動かずにチャクラと砂を併せて戦うのも特徴で、体力の消耗という面ではメリットがあります。
まとめ
ここでは、我愛羅が経験した過去や性格などについて紹介していきました。
我愛羅は冷酷で殺意に満ちた性格をしていましたが、これは過去に経験した壮絶な過去が関係しており、誰からも愛されていないと勘違いしていた為に生じた偽の性格。
本当は利他的で自己犠牲の精神に富み、他人を愛することを喜びとする風影に相応しい性格をしており、ナルトとの出会いで目覚めました。
物語が終結した後も、風影として大活躍をしているので、続編でのさらなる活動に期待したいですね!